毎日が夏休み〜〜その3
園児の皆さんと、毎日のように「あおむしさんドコ?」「(図鑑を見ながら)今どれ?」と、観察しているうちに、いろいろな学びがありました。
当然のことながら、虫に興味津々の人、そうでもない人がいて、保護者・保育者とともに大人は顕著にどちらかのようですが、子どもはだいたいが興味津々です。
子どもの方が、自然に近い存在なのでしょう。小さな命の輝きにとても敏感。
青虫もチョウも手加減なく掴んで危なっかしい1歳児。青虫をそ〜っと掴んで手に乗せることができる2〜3歳児。チョウを手にのせてみたり、甘い砂糖水を飲んでいるところを観察したりできる4〜5歳児。5歳児になると、1歳児のその傾向がわかっているので、「あ!そーっとして!」「強く掴んじゃダメ!」とか注意してあげちゃったりしてる。
アゲハやイモムシにとどまらず、年長中児たちは次々と、ザリガニ・トカゲ・バッタ・ダンゴムシ・・・公園に虫アミを持って出かけ、なんやかんや持ち帰ってきては、全く世話せずに、結果死なせてしまう。可愛いがっているつもりだけど小さい生き物にしてみれば、迷惑なほど撫でられたり掴まれたり、その結果、弱らせてしまう。それを何度か繰り返すことで、「かわいそうだから逃してあげよう」という言葉が出てくるのです。それは、言葉で教えることは
命の輝きを感じ、近づき、時には奪いながら、命を慈しむ気持ちが育つのではないでしょうか。